ゆきっちⅡ

デジカメ写真の紹介です。 高萩市の自然(海や山の風景、花、鳥など)が主な写真になります。

水戸室内管弦楽団コンサート 小澤征爾

水戸室内管弦楽団の第95回定期演奏会です。

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開演時間になりましたが、会場が暗くなり・・・ ???
そして、暗いままで弦楽器奏者達がステージに出て来て、そのなかに小澤征爾も・・・

楽団員のティンパニ奏者のローランドアルトマンさんが2月に亡くなったとのことで、
演奏会に先立ち、追悼の献奏が始まりました。
 (演奏が終わっても拍手はしないでくださいとのアナウンスあり。)
モーツアルトのディベルティメント(K136)の第二楽章。
弦の音色がとてもきれいです。厳粛に終わりました。

第一曲:シベリウスの「悲しきワルツ」
遅めのテンポです。
バイオリンの奏でる旋律がとても物悲しく響きます。
最後の方のフォルティシモが終わったあとの静寂とバイオリンの消えるような音で終わるのが、
献奏の続きのようでした。

第二曲:モーツアルトクラリネット協奏曲
家内の好きな曲で、とても心地よい演奏でした。
(家内は第二楽章で少しうとうとしていました、最高の贅沢。)

休憩。
ティンパニ奏者が長い時間いろいろ確認?していたのが印象的でした。

メイン曲:ベートーベンの交響曲第五番「運命」
第一楽章
 早めのテンポです。とても緊張感があり厳密に構成された印象の演奏でした。
第二楽章
 「緩徐楽章」の表現が似合わない、堂々とした演奏だったと思います。
第三楽章
 座席の場所がバイオリンの後ろの位置(水戸芸術館のHPの写真と同じような場所)だったので、
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 チェロとビオラの音が別々に聴き取れ興味深く聴きました。
 緊張感のある曲のなかで、ピチカートの部分がとても穏やかな感じでした。
 そして、第四楽章へ。
第四楽章
 !!! まさに歓喜です。迫力、感動です。
 今までただいるだけだったトロンボーンが満を持して加わって、とてもすごい!!
 家内の表現は「別世界!!」
 圧倒的迫力の演奏が続き、フィニッシュ。
拍手が鳴りやみません・・・
そのうち、みんなスタンディングオベーション。私も家内も・・・

小澤征爾は、第一楽章と第二楽章のあと、水分補給と少しの休憩をしていました。
とても疲れたように見え心配しましたが、終わった後は晴れやかな感じで安心しました。

とてもいい演奏会で、私も家内も大満足でした。