「ごんぎつねと黒井健の世界」です。
絵本原画ということで、メルヘンをイメージして行ったのですが、
それだけでなく、風景のものがいっぱあって、とても見ごたえがありました。
緑や青をベースとしたグラデーションが、とても良く好みにあいました。
（東山魁夷の風景画の雰囲気に似たものがありました。）
また、夜の雰囲気を描いているものが特に印象的でした。
解説を読むと、ベースは「色鉛筆」です。
特殊な技法は使っているのですが、それにしてもすごいです。
展示している場所を出てから黒井健の絵本を見られる場所があって、家内と二人でいろいろ見ました。
家内は、「ミシシッピ川９００マイル」という画集の絵がとても気に入りました。
また、椎名誠が審査委員長をした「海のメルヘン」大賞の「海のおっちゃんになったぼく」の
ストーリー（海を育てる）を気に入っていました。（家内は椎名誠のファンです。）
家内は、黒井健のいろいろな絵本をとても楽しく見ていました。
普通の美術展では、展示している絵の所の説明を丁寧に読むことはないのですが、
その絵本の文が書かれているのでそれを読みながら見ていったので、
いろいろあわせて２時間程のとても良い時間でした。
＊残念ながら、明日が最終日です。
